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山形|東北観光ガイド
▲芭蕉が足跡を残した最上川、山寺、桜花と朝日連峰
- ■霊峰、名峰と江戸の名残をとどめる町々
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古くは出羽国と呼ばれた山形県。神仏習合時代の名残を今にとどめる出羽三山は、古来、全国有数の霊場でした。酒田の豪商・本間家は、かつて江戸や大阪との交易で隆盛を極め、「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と謳われたほど。
その殿様・酒井氏の居城があった鶴岡は、風情ある城下町。一方、県庁所在地の山形市は近代都市。東には樹氷と温泉で知られる蔵王連峰がそびえます。
- 旅のプチカフェ 芭蕉と「奥の細道」
- ▲古刹・山寺
- 元禄2年、松尾芭蕉は「奥の細道」紀行の途次、蝉の声降りしきる山寺に詣で、最上川下りの船客となり、出羽三山に登り、各所で名句を詠んでいます。芭蕉の名所旧跡を訪ねる旅も楽しみです。
- 山形
- 東に蔵王連峰、西に朝日連峰を望む山形県の県庁所在地。最上氏が12代にわたり治めた城下町で、霞城公園は代々の居城跡です。
- 山寺
- 貞観2年、慈覚大師が開山した名刹で、正式名は立石寺。芭蕉が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句は、あまりにも有名。
- 天童
- 将棋駒の生産量日本一を誇り、春には桜の名所の舞鶴公園で人間将棋が催されます。温泉郷としても県内屈指の規模。
- 出羽三山・羽黒山
- 標高414mの頂上に建つ三神合祭殿に詣でれば、月山や湯殿山も拝んだことになるといわれます。老杉の中に建つ五重塔は国宝。
- 鶴岡
- 庄内藩酒井氏14万石の城下町。旧藩校の致道館や歴史薫る町並みが城下町の面影を今に伝え、居城跡の鶴岡公園は桜の名所。
- 蔵王
- 樹氷で全国に名高い山形蔵王。その麓、標高900mの地には蔵王温泉が湧き、蔵王観光やスキーの基地として賑わっています。
- 米沢
- 伊達政宗が生まれ、江戸時代は、上杉氏30万石の城下町として栄えた地。米沢城跡の上杉神社には、上杉謙信が祀られています。
- 最上川
- 日本三大急流のひとつ。古口〜草薙温泉の間で舟下りが楽しめ、船頭が唄う最上川舟歌を聞きながら、芭蕉の気分が味わえます。
- 出羽三山・湯殿山
- 出羽三山の奥の院にあたる標高1,504mの霊山。湯殿山神社の御神体は霊湯の湧き出る巨岩で、古より崇められてきました。
- 酒田
- 江戸時代に日本海海運の要衝として栄え、豪商の旧宅が繁栄ぶりを伝えます。また、山居倉庫は米どころ庄内のシンボル。
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