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岩手|東北観光ガイド
▲桜越しの岩手山、新緑の中尊寺、雪をまとう浄土ヶ浜
- ■宮沢賢治を育んだ岩手の自然と風土
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詩人、童話作家として広く一般に知られる宮沢賢治を育んだ岩手県は、北海道に次ぐ広さを誇り、賢治が「イーハトーブ」と名付けたユートピアのような豊かな自然が広がっています。
八幡平では高層湿原が美しい絨毯を敷きつめ、陸中海岸では豪壮な断崖絶壁に太平洋の荒波が砕け散り、そして北上川のほとりの平泉は、黄金文化の花開いた奥州藤原三代の栄枯盛衰を伝えます。
- 旅のプチカフェ 「イーハトーブ」って?
- ▲いわて銀河鉄道線
- 岩手県花巻市に生まれ、『雨ニモマケズ』の詩や独創的な童話を生み出した宮沢賢治。賢治が描いた自然豊かな夢の国、イーハトーブ(岩手県)には賢治ゆかりのスポットが点在しています。
- 盛岡
- 北上河畔に開けた岩手県の県庁所在地。石川啄木が愛した詩情豊かな城下町で、わんこそば、冷麺などの食文化でも知られます。
- 雫石・小岩井農場
- 岩手山を仰ぎ見る牧歌的な町・雫石の小岩井農場は、明治24年に開かれた歴史をもち、広大な農場内には遊園地やレストランも。
- 北山崎
- 高さ200mもの大断崖が屏風のように連なり、奇岩に太平洋の荒波が打ち寄せる様は圧巻。「海のアルプス」とも呼ばれています。
- 栗駒山
- 標高1,627mの山頂まで、約1時間半で登れる初心者向けコースがあり、夏には高山植物のお花畑、秋には見事な紅葉が楽しめます。
- 遠野
- 民俗学者の柳田国男が著した『遠野物語』の舞台。そこで紹介されている風俗習慣や、ゆかりの地が今も息づく民話と伝説の里。
- 平泉・中尊寺
- 奥州藤原氏初代の清衡が、21年の歳月をかけて建立。絢爛たる金色堂には、藤原三代の遺体と泰衡の首級が納められています。
- 猊鼻渓
- 高さ100mを超える絶壁の間を進む木舟で、船頭の追分を聞きながら舟下りが楽しめ、ことに新緑と紅葉の時期は格別。
- 八幡平
- 樹海の中に広がる湿原に大小の沼が点在、夏には高山植物が咲き乱れる別天地。八幡平アスピーテラインは雲上のドライブコース。
- 龍泉洞
- 日本三大鍾乳洞のひとつ。洞内には清冽な地下水の川が流れ、神秘的な地底湖が青く澄んだエメラルド色の水をたたえています。
- 浄土ヶ浜
- 霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と称えたと伝わる絶景。浄土ヶ浜めぐりの観光船は、ウミネコの餌付けが楽しみ。
- 北上・展勝地
- 開園は大正10年。北上川沿い約2km、1万本の桜で知られ、園内には北上夜曲碑やサトウハチロー記念館などの見どころも。
- 花巻
- 宮沢賢治のふるさと。羅須地人協会、イギリス海岸など、賢治の足跡はそこここに残り、宮沢賢治記念館には賢治の遺品も展示。
- 平泉・毛越寺
- 芭蕉が「夏草や兵どもが」の句を詠んだ、藤原二代基衡の夢の跡。極楽浄土を地上に再現したという浄土庭園に往時が偲べます。
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